体調不良で思うこと
みなさん、お久しぶりです。
先日、体調不良で1日仕事を休むことになりました。原因は感染性胃腸炎。最初子供が感染し(おそらく幼稚園、保育園に子供達が入園しそこでもらってきた)、その後妻が嘔吐下痢を発症し、そのまま私に感染したと思われます。
体調不良で思うのは、やはり「医師は体力勝負の仕事」だなということです。「1に体力、2に体力、3、4がなくて5に体力」というくらい、体力が必要な仕事です。私は高校生時代、ここを見誤り医学部へ入学してしまいました。
どういう点で見誤ったかというと、「医師=頭を使う仕事」と勘違いをしており、成長期である中学・高校生時代に全く体力を養えるようなことをしなかったのです。簡単にいうと部活動に入らず、ずっと勉強をしていました。
まあ、その甲斐あってか現役で地方の国立大学医学部に入学することができたのですが。
しかし、医学部に入って思うのが、皆体力がある!馬力が違います。で、だいたいが
1.元々地頭が良くて部活動もしっかりやりながら現役で合格した人か、
2.中学高校でしっかりと部活動もやりながらも勉強をし、1浪か2浪で入ってくる人
なんですよね。中学・高校ともに帰宅部で頭だけ使うことに全振りした人は稀だと思います。
何が言いたいかというと、医学部を目指している中学・高校生達にはぜひ体育会系の部活動か勉強以外に体力を養う活動にも勤しみながら医学部を目指してほしいです。
確かに現役で合格した方が良い点もあるのですが、私のように勉強に全振りした中学・高校生時代を過ごしてしまうと後悔します。というのは、
・知力は意外と40歳くらいまでは成長の余地がある
・体力は20歳くらいまでしか成長の余地がない
と、思うからです。
これは医学部に入ってみるとわかるのですが、だいたいが現役か1、2浪の人が多い一方で、それ以上の多浪生や一度社会人を経験し40歳くらいでも医学部に入ることができる人も一定数います。つまり、意外と20歳〜40歳くらいまでは、自分の頑張り次第では知力を鍛え、医学部合格を勝ち取れることが見て取れます。
そして、先ほども言ったように、医師は体力勝負。体が資本です。その点では肉体労働者と何ら変わりありません。そういう意味では、「医学部に入ること」ではなく「医師として生きていくこと」を考えると、「若い時にできるだけ体力を養う」というのは意外と理にかなったことかもしれません。
これから医学部を目指す方、あるいは目指そうと思っている方は、私のような失敗を避けるためにも、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
Ataru Minami